【ホンダ MTX50Rとの再開】
16歳の誕生日に原付免許を取得し、18歳で普通免許を取得。
20歳で入社するまでバイクばかり乗っていた。
無謀にも免許試験場で一発を受ける事、15回。
小型自動二輪、自動二輪を受けるも基本を知らないので受かる訳がない。
それから21年が経過。
時折、母親のスクータを借りていたが、車道を走ると恐怖を覚えた。
車輪が小さいので、わずかな段差でこけそうになる。
で、オークションでバイクを探していたら、MTX50Rに再開した。
2004年8月の事である。
価格は27,000円
フレーム赤、カウル系白、シート:ブルー
水温計、速度計 不動
操安系 不能
電装系 不備
エンジン 不動
走行距離 2400km・・・う~ん、疑わしい。
見るからにボロであった。
【整備】
交換部品 | 処置 |
メーターアッセンブリー | 水温センサーは正常だったのと、メーターの擦れがあったので、オークション入手によりアッセンブリー交換 |
ケーブル交換 | 速度計、タコメーターのケーブルが切れていたので交換 |
F/Rタイヤ交換 | 手作業でリムバンド、チューブ、タイヤを新品交換 。タイヤを填める際にマーカーを空気を入れる場所に合わせる事と、ビードにビードワックスを塗りつけておく必要がある。填めたあと少し空気を入れ、弾ませる感じで馴染ませる。空気の代わりに流行りのチッソを入れるのも良いかも知れない。 |
カウル交換 | ヒビが多かったので、赤のフロント、サイド、リヤーの4点を交換。フロントフェンダーは触ってるうちに朽ちたほど酷かった。 |
リヤーフェンダー追加 | リヤーフェンダー及び、テールライト追加 |
リヤーウインカー交換 | 小さくて丸形のウインカーだったので、今時のウインカーに交換 したが、ボディアースでないのでマイナスラインを追加する必要があり、コードの先端に10mm端子を取り付けてフレームにボルトオンした。 |
シート張り替え | ビニルレザーを購入し、タッカーを使いながら張り替えたが、冬であった事もあって、ストーブの前で悪戦苦闘。 特に先端のカーブが難しかった。 |
エンジン | クランクを割ってベアリングとシールを総交換し、ミッションやクランクの芯出しを行う。 組み立ての際にアイドルバランサーのタイミングを合わせる為、2点の刻印を合わせる必要がある。 あとジェネレータをずらして進角を調整する必要がある。 |
ウォーターポンプ | インペラーの腐食が酷かったので、インペラー及びナットを新品に交換し、Oリングも交換した。 |
水冷系ホース | 見た感じ特に問題無かったが、折角なので新品に交換 |
プロリンク | サビを落として再塗装後、注油組み付けの際にブッシュやシールを新品交換 |
グリップ | 劣化していたので、即交換 |
スポーク | サビが目立ったのでサンドペーパーで落とし、さび止め剤を塗布してからシルバー塗装を実施。 |
キャブレター | 完全にオーバーホールして、Oリングを新品交換。M/J、S/Jともに新品交換後、調整を実施。 |
左右スィッチ系交換 | 擦れと劣化が多かったので、オークションにて購入したものと交換 |
オイルポンプ | 分解オーバーホール実施・・・・メーカーとして分解禁止ユニットだが、簡単な構造で、組み付け後も問題なく動作。 ついでにオイル散布量を多めに設定。 |
ハブベアリング交換 | 特にガタは無かったが、念の為に交換 |
チャンバー塗装 | ハゲやサビが多かったので耐熱塗装を実施 |
ノーズ | マフラーの先端にあるノーズが無かったので、ホットドライヤーの先端を付けて、円筒パイプを取り付けた。 |
チェーン | 420-120を購入しチェーンカッターで8駒落とし、テンション調整を実施した。 |
チェーンガード | アンダー部が無かったので新品追加 |
キャリアー | 無かったので追加 |
ヘルメットホルダー | 新品購入して追加 |
キーシリンダー | 接触不良が多く分解も難しそうだったので、即交換 |
ガソリンタンク | 裏面がサビだらけだったのでサビ防止処理後に塗装 |
オイル | 2st用オイルに交換 |
リヤーカウル | 白だったので赤に塗装 |
バッテリー | 新品交換・・・取り寄せにより高価だった。 |
インテークマニホールド | キャブとの接合ビスが取れてしまったので交換 |
点火プラグ | 少々高価であるがイリジウムに変更 |
針金 | マフラーからのオイルダレがマフラーを伝ってプロリンクに直落下。マフラーの先端のノーズに針金を巻いて、リヤーフェンダーに繋いだ。それからはプロリンクにオイルが付着する事は無くなった。 |
ハンドガード | ハンドルに簡単に取り付けだけの安物だが、結構重宝している。 |
ブレーキワイヤ | 新品交換 |
ライト | バルブが切れたんで交換 |
リヤーサス部 | リンク部も外して研磨後に塗装し組み付けた。その際にシール類は全て新品交換&グルスアップを実施 |
フロントフォーク | シールは問題無かったので、両方外してオイルを抜いた後、新しいオイルに交換した。ついでにボトムを赤に塗装した。 |
各部のミニホース類 | フューエル系やオイル系のホースは全て交換した。 |
ステム | グリスアップのみ。ベアリングを無くさない様に注意する。 |
リヤーストップスィッチスプリング | 全体にサビが酷く、付け根はいつ折れても不思議でないくらい腐食していたので速攻で交換した。 |
F/Rブレーキ | ブレーキの駆動が重かったので完全に分解してオーバーホールを行った。可動部のロッド(ブレーキカム)のグリス切れが原因だった。オーバーホール後は軽くなった。 |
チェンスライダー | プロリンクの付け根にチェーンガイドがあるが、殆どが無くなっていたので新品交換した。 |
復活したMTX50R
ブリーザーホースを付けてます。
シートは自前張り!
オークションで1800円で購入したハンドガード。
安物だけど効果はある。
取り付けは簡単。
ハンドルバーの下側のハンドルに付けるだけ。
廻せば上に上がるからメンテも楽。
ノズルが無かったのでヒートガンの先っちょを刺して、円筒のパイプを付けてます。
過剰なオイルは先端から垂れてくるので、針金をリヤーフェンダーに繋いでいます。
たったこれだけですが、過剰なオイルは針金を伝ってリヤーに流れますので
プロリンクへのオイルダレをかなり防止出来ます。